ご自宅を新築するタイミングと同時に施工するのもよし、すでに暮らしているお住まいに後付け施工をするのもよし、何よりも“荷物を好きな時に受け取れる“、そして”再配達の必要がなくなることで手間を省くことができる“といった魅力満載の便利ツール、それが「
宅配ボックス」です。
宅配ボックスは非常にコンパクトなものから、2リットルの飲料水が入るような大容量タイプのものまで様々なサイズがありますし、扉の開閉方法や機能の違いなどもあるため、それぞれのご家庭にあった最適な仕様の宅配ボックスをお選びください。
宅配ボックスを効果的に使うために覚えておきたい5つのこと
宅配ボックスは自宅を不在にしていても届いた荷物を受け取ることができる非常に便利なツールで、ネット通販で購入した大きめの商品まで入れることができる仕様のものもあります。
そこでまずは、宅配ボックスの設置を実際に使用されるまえに押さえておきたい「宅配ボックスを効果的に使うために覚えておきたいこと」を大きく分けて5つご紹介します。
1.宅配ボックスは電源がなくても大丈夫!
通常の郵便ポストとは異なり、大きめの荷物でも入れることができる宅配ボックスは新築を建てるタイミングで設置することもできますし、すでに暮らしている住宅の敷地に後付けで設置することも可能です。
また、鍵の施錠や捺印を押す作業もボタン一つ、あるいは一つの作業だけで行うことができるため「
電源が要らない」というのも宅配ボックスの魅力です。
宅配ボックスの種類により若干仕様が異なりますが、専用の印鑑を宅配ボックス内にセットして、施錠は扉の内側の専用レバーを切り替えるだけで簡単に切り替えることができます。
宅配業者の負担を減らすため、そして再配達の依頼の手間を省くためにと宅配ボックスを設置するご家庭が増えていることから、どの宅配業者であっても簡単に使うことができます。
ちなみに、電源を必要としない宅配ボックスが多くありますが、最近では宅配ボックスにも液晶パネルが付いているものも販売されています。このようなデジタル方式を用いた製品の場合は電源を必要とするため、設置場所の状態や用途にあわせて宅配ボックス選びをされることをおすすめします。
2.宅配ボックスに荷物を入れてもらうための工夫とは?
宅配ボックスをすでに自宅に設置しているという方の中には、「せっかく宅配ボックスがあるのに宅配業者が不在時に入れてくれなくて、結局再配達の依頼をしなければならなくなった…」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
そのため、便利な宅配ボックスをより効果的に使うためには、宅配業者に荷物を入れてもらうための工夫が必要になります。
たとえば、今からでもすぐにできる工夫の一つに「“
不在時は宅配ボックス希望“という旨をあらかじめ伝えておく」ということが大切です。ネット通販などで商品を注文するときには、お届け先の指定ができるのですが、この時点で備考欄に”不在時は宅配ボックス希望“と記入しておくだけでも大きな効果が見られます。
また、備考欄よりもさらに効果的なのが、お届け先として記入する住所の一覧にも同じく“不在時は宅配ボックス希望”という内容を入力しておくということです。これなら宅配業者の目に入りやすいですし、不在時には荷物を宅配ボックスに入れてもらえる可能性が高くなるはずです。
3.宅配ボックスを使用する際には郵便物の種類に注意!
家を留守にしているときや、配達業者が来てもすぐに対応できないというときには宅配ボックスがあると大変便利です。ただし、ネット通販で購入した商品や旅行先から自宅に荷物を送る際に、宅配ボックスで荷物を受け取ろうという場合には少し注意が必要です。
例えば、宅配ボックスには「冷蔵食品」や「冷凍食品」、そして「生もの」など、クール便を利用して配達される商品は入れることができない決まりになっています。宅配ボックスには冷蔵・冷凍機能は付いていないため温度管理が必要な生鮮食料品などは受け取りできないのです。
他にも、ネット通販で商品を注文したときに支払い方法が「代金引換」や「着払い」になっている場合や、お金や貴重品、書留、さらには生き物なども宅配ボックスでは受け取ることができません。
また、宅配ボックスの種類によって「サイズ」が異なることから、荷物の受け取りを宅配ボックスに指定するときには必ず受け取りができるサイズの範囲内のものを注文する必要があります。宅配業者が配達に来ても宅配ボックスに入りきらないようでは不在伝票しか入れられず、結局再配達の依頼をしなければならないためです。
そのため、荷物を宅配ボックスで受け取るときには、宅配ボックスで受け取れる荷物のサイズを確認すると同時に “最大重量”についてもよく確認しておくことが大切です。
4.防犯対策への意識の高まりから宅配ボックスの需要が高まっている
配達される荷物を受け取れずに不在伝票が入っていた…、という面倒臭さを解消するための便利アイテムとして注目されているのが宅配ボックスです。
宅配ボックスを設置する目的として荷物を受け取りやすくするということが挙げられますが、ほかにも「防犯対策」のために宅配ボックスを設置することがあります。
近年、防犯対策への意識の高まりから、“女性の一人暮らし”、“高齢者の一人暮らし”、“お子さまが一人で留守番をしている”といった場面でも宅配ロッカーが非常に役立つと高い評価を得ています。
宅配業者が来たときや、誰かが荷物を持って訪れたときなどにも、自宅に招き入れるまえにインターホンから「宅配ロッカーに入れておいてください」と伝えれば良いだけなので、直接やり取りをすることに不安を感じるときには非常に効果的です。
また、受取主が警戒して玄関の扉を少ししか開けてくれないために、作業が思うようにスムーズに進まないといった宅配業側のストレスも宅配ロッカーがあれば解消されるといった効果があります。
最近は、宅配ロッカー付きのマンションなどが人気ですが、マンションを経営する管理者にとっても住人以外の人を建物内に入れるリスクを軽減できるため、高いセキュリティ効果を得らえるといったメリットがあります。
5.配達業者が配達する荷物を受け取るには捺印やサインが必要!
「宅配ボックス」は、マンションやオフィスビルに設置するだけでなく、一戸建て住宅への導入も増えている便利ツールです。需要が増えることでさまざまな種類の宅配ボックスが登場していますが、そこでぜひ覚えておきたいのが「捺印あり」と「捺印なし」のタイプの宅配ボックスがあるということです。
これら二つのタイプの違いは、文字通り宅配ボックスに受領印を押すための印鑑が設置されているか、されていないかの違いです。配達業者から直接荷物を受け取る際には、必ず荷物と引き換えに受領書に捺印かサインをするようになるため、ネット通販で商品を購入することが多い方は確実に捺印あり、すなわち「印鑑を設置できる宅配ボックス」を選ぶことが重要です。
印鑑のない簡易的な宅配ボックスを設置してしまうと、不在中に捺印が必要な荷物を受け取ることができなくなってしまい、結局不在票が入って再配達の依頼をしなければならなくなるため注意が必要です。
今回は、とても便利な住宅エクステリアとして人気の「
宅配ボックスを効果的に使うために覚えておきたいこと」と題して、導入前にぜひ知っておきたいポイントをいくつかご紹介しました。
受取人の方が自宅を留守にしていても配達された荷物を受け取ることができる宅配ボックスは、時間指定が利用できない方や、よく自宅を不在にすることが多い方にとっても重宝いただけます。
ネット通販でよく商品を注文される方にもおすすめですし、一人暮らしの方など、直接対応をしなくても荷物を受け取ることができるので、ぜひ宅配ボックスの導入をおすすめします。
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